SPF豚舎経営
新古閑養豚農事組合法人


佐々 孝一郎 (父)

佐々 和宣 (弟)

SPFは、Specific Pathogen Free の頭文字をとったもので、「特定病原菌不在」と訳されます。 このSPF豚は、まず、初代無菌豚をつくるところからスタートしました。肉質のよい豚を選定、種付けをし、その分娩時に細心の注意を払った無菌室で帝王切開で子豚を出産させます。この子豚が初代SPF豚となり、以降は普通分娩で出産をします。この無菌の状態をつくるのは通常も大いに注意を要しまして、人間は特に髪の毛に細菌がつきやすいため、豚舎に入る前には必ず全身を洗い、無菌の衣服に着替えます。この衣服は1度着用すると洗濯にまわします。また、外部からの雑菌を進入させないようにするため、人里離れた場所に豚舎を設け、飼料配達の車も入り口で消毒するようにしています。その結果、健康で順調に発育した肉質のよいSPF豚肉が提供できるということになります。この豚舎の経営は父、孝一郎と、弟、和宣が担当しています。全ては味の追求のための努力なのです。

人や車の出入り、細菌の進入に最大の注意を払う




情報提供: 「旅ムック」発行元/エース出版



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